Life in Berkeley アメリカ大学院留学記

2021年からUCBのPh.D.課程にて研究留学中 <進学準備、研究生活、日常生活を紹介します>

動物実験について考えること・動物実験の克服方法

突然ですが、実験動物と聞いて何を思い浮かべますか?実験動物を使用した動物実験についてはどういう印象を持ちますか?

実験動物として思い浮かべる動物としては、マウスやウサギなどの小動物が多いのではないかと思います。また、動物実験については、実験動物主体で考えると、動物が可哀想という意見が多いかと思います。一方で、動物実験をする人間主体で考えると、動物を殺すのが怖い、血を見るのが気持ち悪いと言った意見もあるかと思います。

なぜ、こんな話をしているのかというと、私は学部時代は微生物の研究室にいましたが、UC Berkeleyの大学院に進学してからマウスを扱った研究をするようになり、実験動物の命や動物実験をすることについて色々と考えさせられたためです。

また、実験でマウスを使う(殺さなくてはいけない)ときも、最初は途中で気持ち悪くなるのではないか、最後までできるかわからない...ととても心配でした。

そのため、今回は私自身の動物実験についての考えと、動物実験の克服方法について書いてみようと思います。私と同じように動物実験で悩んでいる人や、また(動物実験の有無に限らず)大学院に入ってから研究分野を変えるということについて不安に思っている人を少しでも勇気づけられたらと思います。

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研究室・教授とのコネクションの作り方

ここ最近は進路選択についての記事を書いていたのですが、今日はアメリカの大学院に出願するときに重要となる、研究室・教授とのコネクションの作り方について、体験談をもとにアドバイスをしたいと思います。

この記事ではコネクションを作る手順として行うべきことを以下のように順を追って説明していきます。

  • 1. 情報収集
  • 2. メール作成 
  • 3. Skype・Zoom等のミーティング
  • 4. 研究室訪問
  • 5. 研究体験をさせてもらう(研究機会を得る)
  • 6. 推薦状の依頼

もちろん、これら全ての手順を行わなくてはコネクションが作れないというわけではありません。しかし、ここに挙げたステップは後半になるにつれて難易度はどんどん上がるものの、それらを行えば行うほど、強力なコネクションを得ることができるため、なるべく色々と挑戦してみることをおすすめします!

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なぜアメリカの大学院へ進学したのか?

前回の記事では、就職と進学を迷った末にどのようなプロセスで進学を選択をしたのか、ということについて扱いました。

気になる方はこちらのリンクから前回の記事に飛べます↓

ayalog.hatenablog.com

しかし、アメリカの大学院に進学すると決まってから、その報告をする度によく聞かれた質問の1つに"なぜ日本じゃなくてアメリカの大学院なの?"という質問があります。

海外に行かなくても日本でも十分に研究できる環境があるのではないか?、日本で生まれ育ったのだし、家族や友人がいる日本を離れてまでどうしてアメリカに行くのか?ということなど、気になることが多いかもしれません。

そこで、今回は進学をすると選んだ上で、なぜアメリカの大学院に行きたいと思ったのかという理由を大きく5つ紹介したいと思います。また、理由を説明する中で日本とアメリカの大学院博士課程の違いも紹介するので、もしこの記事を読んでいる人の中に、日本で進学するか、海外に進学するかで悩んでいる人がいれば、このような考え方もあるんだ、というように参考になるのではないかと思います。

  • はじめに ~アメリカ大学院進学を意識し始めたタイミング~
  • 理由#1 心から惹かれる研究テーマ/研究室に出会ったから
  • 理由#2 日本基準ではなく世界基準で自分を試したいと思ったから
  • 理由#3 卒業後の進路の選択肢が広がると感じたから
  • 理由#4 学費の自費負担がなく、給料(Stipend)がもらえるから
  • 理由#5 常に挑戦し続けたいから

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後悔しない進路の選び方 <就職と進学、どちらを選ぶ?>

読者の方の中には大学院進学という意志がまだ決まっておらず、進学と就職とで悩んでいる人もいるでしょうか?かく言う私も、アメリカ大学院進学を目指して高校・大学時代を過ごしていたわけではなく、大学3年時には就職と進学とで色々と悩んだ上で、進学を決心しています。

就職も進学もどちらの選択肢を選んでも間違いはないし、どちらが良いと言うものでもありません。しかし、色々と悩む過程で私自身も色々な人の意見を聞いたりしたので、今回は経験談の一つとして、私自身がどのように就職と進学で悩み、答えを出したのかというプロセスについてお話ししたいと思います。

  • 進学と就職、どう悩んだ?
  • 進学と就職で悩んだ末に進学を選んだ理由
  • 進路選択について今思うこと
  • アメリカ大学院進学を意識し始めたタイミング

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今まで飲んだ中で一番美味しい紅茶

f:id:c201233w:20210224105953p:plain 今日は留学の話からは少しそれますが、渡米してから手に入れたお茶のコレクションの中でも一番好きな紅茶を紹介します。

私はコーヒーが好きでよく飲むのですが、同じくらい紅茶も好きで、特に渡米してから最初の3週間くらいはコーヒープレスがなかったので紅茶ばかり飲んでいました。しかも、色々なフレーバーのものを買っていたので、紅茶だけで5000円くらい使った気がします。。笑

今回紹介するのはHarney & Sonsというブランドで、日本で買うよりもアメリカでは安く買えるのですが、日本でも購入可能なのでよかったら試してみてください。

  • 1. Harney and Sonsとは?
  • 2. Harney and Sons <Hot Cinnamon Spice Tea>
  • 3. Harney and Sons <Paris>
  • 4. Harney and Sons <Earl Grey Supreme>
  • 5. Harney and Sonsの気になっているフレーバー
  • 6. 日本とアメリカでの価格比較
  • 7. アメリカ公式オンラインショップでの割引方法

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コロナ禍での留学〜渡米後1ヶ月経過〜

アメリカに来てから1ヶ月が経ちました。しかし、まだ1ヶ月なの?という感じです。

今日はこの1ヶ月の生活について、自分用の記録も兼ねて、コロナ禍での留学生活の現状をテーマに書きます。私一個人の生活の変化になるので一例でしかありませんが、コロナ禍での留学を検討中の人、興味がある人の参考になればと思います。

  • 1. はじめに
  • 2. 日本とアメリカでのコロナ禍の生活比較
  • 3. アメリカでの研究生活
  • 4. 渡米後の1ヶ月にやったこと
  • 5. 最後に
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アメリカでPCR検査を受けてみた

新型コロナウイルス感染症PCR検査を受けたことはありますか?私は先日、渡米後に初めてPCR検査を受けました。

まず、今回私がPCR検査を受けた動機ですが、アパートでシェアハウスをするにあたり、日本から飛行機に乗ってやってきた私がコロナに感染していないことをハウスメイトに証明する必要があったためです。

PCR検査は誤陰性などの問題も言われていますが、今回は日本よりもずっと感染が拡大しているアメリカにおいて、人々が日常的に行なっているPCR検査を受けてみた感想とその手順について紹介します。

これから渡米を予定されている方や、アメリカでのPCR検査の実体が気になる方の参考になれば幸いです。

  • 1. 日本とアメリカでのPCR検査に対する違い
  • 2. アメリカでPCR検査を受ける方法
  • 3. アメリカでのPCR検査の手順
    •  3.1 予約
    •  3.2 検査当日
    •  3.3 検査結果
  • 4. PCR検査を受けてみての感想
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